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胃カメラの生検とは?痛みや出血はある?気になるポイントを解説

2024.05.31

胃カメラ検査では、時に組織の一部を採取する「生検」が行われることがあります。生検は胃がんの診断に欠かせない重要な検査ですが、検査を受ける患者さんの中には不安を感じる方もいるかもしれません。そこでこの記事では、生検の意味や必要性、検査の流れや注意点などについて詳しく解説します。

 

生検とは

生検とは、体の一部の組織を採取して詳しく調べる検査のことです。胃カメラ検査では、胃の粘膜から少量の組織を採取することで、がんや炎症の有無を確認することができます。検査中に生検を行うことで、より正確な診断につなげることができるのです。

 

なぜ生検をするのか

胃カメラ検査では、目視では異常の有無が判断しにくい場合や、がんの疑いがある場合に、生検が行われることがあります。例えば、胃に発赤や腫れ、潰瘍などの異常が見られた場合、その部位から組織を採取して詳しく調べることで、がんや胃炎などの正確な診断につなげることができます。

 

生検の結果はいつわかる?

生検を行った場合、検査から1週間〜2週間ほど経ってから、その結果が分かるようになります。採取した組織を病理検査で詳しく調べる必要があるため、時間がかかるのが一般的です。検査を受けた患者さんは、結果が出るまでしばらく待つ必要があります。

 

よくある質問

胃カメラ検査に伴う生検には、いくつかの注意点がありますので、よくある質問を紹介します。

生検をしたら出血しますか?

生検では、胃の粘膜の一部を採取するため、多少の出血は避けられません。ただし、ほとんどの場合すぐに止まりますので安心してください。

生検は痛いですか?

生検中、痛みを感じることはありません。胃カメラ検査の際に行われる生検は、消化管の粘膜から少量の組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。食道、胃、十二指腸といった消化管の内部には、通常、痛みを感じる神経が存在していません。そのため、生検によって組織を採取しても、患者は痛みを感じることはありません。

生検後いつから食事ができますか?

胃カメラ検査後は、食事に関する制限は特にありません。検査から約1時間経過すれば、普通に食事を摂ることができます。ただし、生検を行った場合は、しばらく消化の良い食事を心がけることが望ましいでしょう。脂っこいものや刺激物を避け、飲酒も控えてください。

 

まとめ

胃カメラ検査では、時に胃の粘膜から組織を採取する「生検」が行われます。生検は、がんや炎症の有無を正確に診断するために重要な検査です。検査に不安がある方は、事前に医師に相談し、丁寧な説明を受けることをおすすめします。適切な対応を行えば、安全に検査を受けることができるでしょう。

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