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嘔吐反射が強く胃カメラがこわい!選べる検査方法について

2024.02.28

胃カメラ(内視鏡)を喉から挿入するとき、「オエッ」となってしまうことに恐怖心がある方は少なくありません。これは嘔吐反射といい、反射の強さには個人差があります。嘔吐反射が強いと、胃カメラ検査を受けることはできないのでしょうか?
この記事では嘔吐反射が強い方におすすめの検査方法をご紹介します。

 

嘔吐反射とは

嘔吐反射とは、本来、体を保護するための防衛反応で、喉に異物が触れた時に異物が食道へ入らないようにするために起こります。この反射が強いと、口の中に器具をいれるとすぐに「オエッ」となってしまい、胃カメラ検査でも不快感や恐怖を感じる人が少なくありません。嘔吐反射によって検査の進行が困難になることがあり、場合によっては検査の中断を余儀なくされることもあります。

 

嘔吐反射の原因

嘔吐反射の原因は、基本的には喉に異物を感じて起こる生理的な反射です。そのほかに、過去のトラウマ(歯科医院での検査など)による心理的要因や、食道の病気などが原因となっている場合があります。口呼吸は嘔吐反射が起こりやすい傾向があるため、鼻呼吸の習慣をつけることは改善の第一歩です。

 

胃カメラにおける嘔吐反射の問題点

嘔吐反射は、患者さんにとって苦痛になるだけでなく、反射が起きる際に腹圧が増加し胃が強く収縮すること、あるいは胃の一部が食道方向に押し出されることにより、精密な検査を実施が困難になるという大きな問題を引き起こします。正確な検査をするためにも、次にご紹介する検査方法を検討しましょう。

嘔吐反射が強い方におすすめの検査方法

一般的な胃カメラ検査は口から内視鏡を挿入する方法(経口内視鏡検査)で行います。過去に鎮静剤を使わなくてもそこまで苦痛を感じなかった方は、この方法で問題ないでしょう。
一方で嘔吐反射が強い人は、以下の方法がおすすめです。

鼻から内視鏡を挿入する(経鼻内視鏡検査)

経鼻内視鏡検査は、内視鏡を鼻から挿入する方法で行われます。この検査に用いられる鼻腔用の麻酔薬は量が少ないため、体にかかる負担が小さく、検査終了後約1時間で飲食や運転することが可能です。

使用される内視鏡は従来のものより細いため、挿入が容易で、舌根を刺激しにくくなっています。これにより、患者さんが嘔吐反射を起こしたり吐き気を感じることが少なくなり、より快適に検査を受けられます。さらに、検査中に口が塞がれることがないため、医師とのコミュニケーションが可能で、疑問点や不安な点を直ちに相談できる点もメリットといえるでしょう。

鎮静剤を使用する

胃カメラ検査において不安や恐怖を感じる方向けに、静脈内に鎮静剤を使用した鎮静法があります。この方法では、患者様がほぼ眠っている状態で検査が行われるため、苦痛をほとんど感じません。全身麻酔とは異なり、大きな声で呼びかけられると目覚めることが可能です。麻酔の効果は約1~2時間継続し、検査後は安全のため、約2時間病院でのんびり過ごしていただきます。検査日にはふらつきや眠気が続くことがあるため、運転は避けるようにしてください。

まとめ

嘔吐反射が強い方でも、経鼻内視鏡検査や鎮静剤使用の選択により、苦痛を軽減して胃カメラ検査を受けることができます。それぞれメリットとデメリットがあるので、どの検査方法で受けるかは医師に相談して決めましょう。なお、医院によって検査方法の種類が異なるため、事前に確認してから受診してください。

 

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